いや、3.6メートルの木材、 車に入んないや。
みなさまこんにちは。北日本広告社のアートディレクター、田村です。
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会社に許可を得て、さっそく本棚づくりに取りかかりました。
できるだけ安く上げて、会社に貢献したかった私は、迷わず建材屋さんに電話。
ー持ってくならいいよ。でもトラック持ってる?3.6mあんぞ。
ウェイ!?
ミライの友との出会い。
普段からDIYで、ホームセンターよりも建材屋さんの方が安い事を知っていた私は、
建材屋さんで購入しようとしたのですが、盲点でした。
3.6mの木材を乗せる車はウチにはありません。
うわ〜〜〜!!!! どうしよう。
レンタカー借りたら高くなるし。
ここまで完璧な収支計算をしていたのに!
手のこを持って建材屋さんに行こうか…
いやいや時間がかかる。思い直し、
必死になって新たな建材屋さんを探しました。
電話かけるの怖いですよ?素人ですから。
でも予想に反して、たいてい優しく対応していただけました。
いくつか当たってみると、地元江別の自宅まで運んでいただける
やさしい建材屋さんを発見したのです!
…いや〜うれしい。今後もここで買えるやん。
趣味と実益かねとるやん!
私)あの〜今後も購入したいんですけど。
でもある程度まとまった金額がひつようですよね?
※イメージ
おじさん)おう、近所だからよ、配達ついでに落としてやっからよ、
1本からでも売ってやっからよぅ。……
新たなDIYパートナーと巡り会った私は、
この時点でもう目的の95%を達成した気持ちになりました。
まだなにも作っていませんが。
ムダにライティング。このカウンターは一度入ると出られない。
ついでに、コーヒーカウンターを。カフェエプロンと植物も必要か。
5月の暖かい日差しの中、
朝のみじかい時間を、自宅の庭にて本棚制作にあてる。
平日は、車通りも少なく、静かだ。チュンチュン…チチチ…
これほどの充実したすごし方が、いままであっただろうか。
ーいや、ない。
会社をサボってるのか?
ーいや、むしろ双方にとって利益しかない。 チュンチュン…
チュンチュン…
チュンチュン… ヂヂヂイ
いや、意外とスズメうるさいな。…
夢のような1カ月を経て、本棚は完成に近づきました。
様々なオプションを付けて。
組み立て、そして伝説へ…。
組立は、会社の同僚たちと、ピッツァを食べながら行いました。
たまたま日直で来ていた山さん、かり出された龍ちゃん、しょーごくん。
全員インパクトドライバを持つのも初めてで、悪戦苦闘。
私)ねじ頭なめるから、両手で垂直に保持するんだよ!
龍)あれっ!あれっ! ガリガリガリ!!!
私)あ〜なめてるなめてる
龍)うわ〜〜〜!
山)あはは!マジすか〜〜!
しょーご)チュンチュン…
数時間の格闘を経て、
カクカクジカジカで無事に完成しました!
はじめはお金を浮かせるところからスタートしたDIYですが、
はじめてみると多くの学び、メリットがありました。
オフィスワーカーのみなさんも真似してみてくださいね!
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①働きやすい環境は、「パーソナルスペース」が重要。
これはひとによって違います。一般的に女性の方が狭いと言われています。男性が女性と話す時、「この子すごく近づいて来てくれるな。自分のことすきなんじゃ…」と勘違いするあれです。今回1人1人と話をして、個人個人のパーソナルスペースを考慮しながら座席を作った所、とても好評でした。前よりも働きやすくなったとの声が多くありました。
②会社への稟議は、会社にとって利益があることであれば、通りやすい。
会社は利益を出さなければなりません。会社の風土もあると思いますが、
あきらかに会社に利益がある場合、その稟議が通らない事は、少ないと思います。今回のDIYは通常業務に穴をあける事が無いように、1カ月という期間を設け、総作業時間を計算したので、それが可能になりました。
③仕事を通じての出会いは、人生の出会い。
当然と言えば当然ですが、仕事をしている時間は、家族と過ごす時間よりも長いことが多いです。仕事=人生であって、そこで出会う方達は、自分にとってかけがえのない出会いだと知りました。私は今回やさしい建材屋さんに出会ってあらためて気づきました。
パーテーション。一部、本棚や帽子置き場を設けた。ポスターをぐさぐさ刺せる仕様。
コーヒーカウンター。本棚とは何の関係もない。
本棚全体。なぜかハンモックも設置した。
余った材にてつくったイス。気に入ったのでまだ自宅にある。
溶接の機械を手に入れたので鉄筋で足をつくった。
長くなるのでそれはまた別の機会で。